第2話「決意の理由」

中二病なので理由と書いて「わけ」と読みます。
昨日、アスリート活動の引退を表明したところですが、今回のブログではその決断に至った理由について語りたいと思います。

端的に言えば「働くのが楽しくなったから」です。
9年も大学生やってた奴が何を言うてるんや….と思うかもしれませんが最後まで読んでくださると幸いです。

SNSで公表している通り、昨年から株式会社H&Hという障害福祉系の会社にて社内2人目のアスリート社員として契約をさせていただきました。
それまでも自身でスポンサーを集めてアスリート活動をしておりましたが、収入の多くを個人事業やアルバイトで賄っており、自身の目指した”プロアスリート”とは程遠い実態でトレーニングを行う生活を送っていました。
アスリート社員として用意していただいた環境は収入も安定して十分な時間を競技に割くことができ、まさに自分が追い求めていた競技生活が実現しました。
自身の目標の一つであった”世界初 人力飛行機のプロパイロット”を形にしてくださった株式会社H&Hとこのご縁を繋いでくださったFind-FCには心の底から感謝しております。

当時、アスリート社員に用意されていた業務は主に送迎車の運転と洗車などの車両管理でしたが、今まで全く関わってこなかった障害福祉の分野について知ることが楽しく、障がいを持ったお子様のお世話やリハビリも手伝わせていただけるようになりました。
自分のできることが一つ一つ増えていくことが楽しく、周りの方々が色々なことを教えてくださったり任せてくださったおかげもあり、入社数か月後には送迎やお子様との活動以外にも採用活動や社内システムの構築・効率化、ホームページやSNSの管理、画像・動画制作を任せていただいていました。

その中で、前述したように「仕事が楽しい」という気持ちが大きくなり、熱中している仕事を抱えた状態で
「鳥人間以外をすべて捨てていた2年前の自分」を競技者として越えることは不可能だと思いアスリート引退を決意しました。

これまでも競技を辞めたいと思った場面は数えきれないほど有り、この経緯だけが全てというわけではありませんが
決定打となった、もっとも大きい理由はこの気持ちの変化によるものです。

今回に限らず自分は常にではありますが、前向きな気持ちでこの変化を受け入れています。
この10年間、生活の中心だった”鳥人間”と”自転車”がなくなって今後どのような人生を歩むのか私自身とても楽しみにしています。これからどんなことを言い出して何を始めるのか自分でもわかりませんが、温かい目で見守ってくださると幸いです。

鳥人間井上

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